インビザライン

インビザライン

つるみ通り歯科クリニックのインビザライン

インビザラインとは

インビザラインは、透明なマウスピースを用いたマウスピース型矯正のことです。プラスチック製の突起(アタッチメント)を歯に取り付けることによって、歯を引っ張り出したり、歯のねじれを修正し、歯をしっかりコントロールできるようになります。インビザラインではワイヤー矯正の欠点を補いながら歯列矯正を行うことができます。
ワイヤーを用いる矯正治療と比較したとき、以下のようなメリットがあります。

【インビザライン(マウスピース型矯正)のメリット】

・透明なマウスピースを用いるため、審美性を損なわない
・来院間隔が長く、かつ一回の処置時間も治療期間も短い
・痛みが少ないため、救急対応を要することがほとんどない
・食事制限がなく、歯磨きも簡単

かつてのマウスピース矯正は今ほど高性能な素材のものも少なく、患者様のデータも今ほど多くはありませんでした。ですが現在のインビザラインは大きな進歩を遂げており、データやノウハウが蓄積されているため、安心してお受けいただけます。
マウスピース型は、医師の経験に基づいた複数の工夫を取り入れながら治療を致します。単純に出来上がったマウスピースだけ交換していても良好な効果は得ることが出来ません。
当医院では、患者様に合わせた最適なインビザラインをご提案します。

インビザラインの装着時間と装着期間

・装着時間について

基本的には、一日二十時間以上の装着が必要です。多くの人は、服を着たりコンタクトレンズを装着するのと同じ感覚で、一週間程度で慣れる方が多いようです。

装着期間について

動かしたい歯の本数やその距離幅により大きく変わりますが、平均すると二年から二年半程度の期間がかかります。およそ一年半程度でよいところまで整えて、その後半年から一年をかけて微調整をしていきます。
保定装置を装着してからおよそ半年から一年の間以上の時間が経ち、ある程度歯が安定してきたら、夜間のみの装着に移行します。
最終的には、夜間も毎日ではなく週に一度程度の目標となります。
一方、ワイヤーを使った矯正器具は二十四時間ずっと装着したままですので、確実に効果が現れますが、どうしても口腔内の衛生状況は悪くなります。

前歯の矯正

前歯にアタッチメントが必要とされた場合、基本的には前歯の表側にアタッチメントを装着せず、裏側に装着します。もし裏側に装着することが難しい場合でも、効果的に歯の移動を行えるよう、審美面に配慮したマウスピースの作成と治療を行います。

飲食について

基本的にはマウスピースを外しての飲食となります。マウスピースと歯の間に食べものが挟まってしまうとむし歯になりやすい環境となってしまうためです。
お水は飲むことができますが、お茶など色のついた飲物は歯とマウスピースの間に入ってしまうのでやめておいた方がいいでしょう。

発音について

マウスピースに慣れれば普段通りに話すことができます。多くの方がおよそ数日で慣れるようです。
インビザラインはアナウンサーや俳優など、喋りのプロも使用していますので、ご安心ください。

痛みについて

インビザラインはプラスチック素材を使用しているため、ワイヤーに比べ強い力がかからず、痛みもほとんどありません。
また、インビザラインの場合は歯全体に力が分散するので、特定の歯にダメージを与えるという心配もありません。
ワイヤーと違い、最終目標に至るまでをいくつかのステージに分け、必要最小限に動かしていくので無駄な動きもないのが特徴です。

マウスピースが合わなくなったら?

インビザラインは治療計画を立てた後、最初に全てのマウスピースを作成します。マウスピースを規定時間装着していない、あるいは何らかの理由で想定通りの結果が得られない場合、マウスピースが合わなくなり、治療計画の再計画が必要となる場合があります。
再計画に伴いマウスピースも再作成となりますが、インビザラインには五年間の保証期間があります。よって、作り直しや追加作成の費用は一切かかりませんのでご安心ください。ただし、検査費用等、別途かかる場合があります。

インビザラインが適用できない場合

重度の歯周病や、矯正を行うことで歯が抜ける恐れがある場合、まずは歯周病の治療を行う場合があります。顎関節症の場合も、先にそちらを治療する場合があります。また、歯の本数が少ない、嚙む力が強すぎるなど、インビザライのみでの矯正が難しいなどもまれにありますので、まずはご相談ください。
インビザラインは治療終了までを予想して治療計画を緻密に立てていくので、お子様の場合は永久歯に生え変わって固定されるまで治療は行うことができません。

・抜歯について

できるだけ歯を抜かないことが〇〇医院の矯正治療の基本方針ですが、思うような歯並びにそろえるためにどうしても抜歯の必要がある場合もあります。その場合でも抜歯の必要性を詳しくご説明し、患者様にご同意いただいた場合は、抜歯を行います。

アフターケア

どんな矯正方法でも、歯並びを整えただけでは時間の経過とともに元の位置に戻ってしまいます。矯正装置を外した直後の歯は、歯を支える顎の骨がまだ固まっていない状態なので、「後戻り」という矯正前の歯並びに戻ってしまう現象や歯並びの崩れが起こりやすいのです。そのため、歯が動かないようにリテーナー(保定装置)で保定します。骨と歯が落ち着いてからも、整えた歯並びを保つために、夜のみリテーナーを装着することをおすすめしています。